教会の一年



待降節 (Advent
  ― 11月下旬~クリスマス(12/25) ―

 教会のカレンダー(暦)は、クリスマスの準備期間である待降節(たいこうせつ)から始まります。
「到来」を意味するラテン語から来ている“Advent(アドヴェント)”とも言われ、12月25日のクリスマスの4回前の日曜日から始まります。

降誕節 (Christmas
  ― クリスマス(12/25) ~公現祭(1/6) ―

 クリスマス・イヴ(12月24日の日没)から、いよいよクリスマスが始まります。日本語では「降誕節(こうたんせつ)」と呼ばれます。クリスマスは「12月24日のクリスマス・イヴの日」とか、「本当のクリスマスは、12月25日」などと言われます。
 しかし、教会のカレンダーから言えば、『12月24日(クリスマス・イヴ)の日没~1月6日(公現祭)の日没まで』の期間を指します。
◆祭壇 ◆クランツ ◆ヘルンフートの星


四旬節 (Lent
  ― 灰の水曜日(2月中旬~3月中旬) ~受難日(3月中旬~4月中旬) ―

 「灰の水曜日」から教会の季節は、四旬節(しじゅんせつ)が始まります。この季節は1年間の歩みの中で、イエス・キリストの十字架の意味をテーマにして礼拝を守る特別な期間です。
 本来「レント」は、単に「春」という意味でしたが、現在では、キリストが苦難を受けたことを思い起こして礼拝を守る季節を示す言葉として、全世界で用いられています。他にも「復活前節」や「大斎節」「受難節」などの呼び方があります。

◆灰の水曜日





前年の「棕櫚の主日」で配られた棕櫚の葉
受難週 “聖週間”(Holy Week
  ― 棕櫚の主日~聖土曜日 ―

 四旬節の中でも、特に「棕櫚の主日」から始まる「受難週」は、主イエスがエルサレムに入られてから十字架に架かり、葬られるまでの5日間を記念して、特別に祝われています。
 あの有名な「最後の晩餐」の礼拝が行われるのもこの週です。



◆棕櫚の主日

「棕櫚の主日」 棕櫚の枝

◆洗足木曜日礼拝




過越しの食卓の準備「最後の晩餐」

過越しの食卓(プレート)

◆受難日礼拝(金曜日)
イエス様の裁判を記念した礼拝

聖金曜日 「受難日礼拝」 ~十字架への釘打ち~
◆聖土曜日

各家庭で祈りの時を持ちます

復活節 (Easter
  ― 復活祭~聖霊降臨祭 ―

 「受難週」を通して3日間の喪に服す期を終え、主イエスが死より復活なされたイースターの朝から、教会の暦は復活節に入ります。
 これまで典礼色が、喪に服する「紫」から、苦しみと血を示す「赤」、そして「無」の色である「黒」へと移り変わってきましたが、復活節は、復活の喜びを示す「白」に代わります。教会もイースターエッグや、これまで四旬節中には自粛されていた生花があふれます。





イースター・キャンドル(Paschal Candle)

イースターキャンドルの準備


0 件のコメント:

コメントを投稿